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自炊の心得
今回はおふざけ回です。でも真面目に描きます。
目次
1 / 人はなぜ自炊をするのか(そしてしなくなるのか)1-1 / レシピの意思決定および材料調達・管理の大変さ1-2 / 調理する面倒臭さ1-3 / 片付けする面倒臭さ2 / イシュー2-1 / 特別な材料を必要としないこと2-2 / 調理の簡単さ2-3 / 美味しいこと2-4 / レシピ外のキーアクション3 / ランキング1位料理『トマトパスタ』3-1 / 特別な材料を必要としないこと3-2 / 調理の簡単さ3-3 / 美味しいこと3-4 / その他:参考にしたレシピ3-5 / プロのレシピについて思うこと4 / トマトパスタ弁当チャレンジ4-1 / 容器の選定4-2 / なぜまずい?4-3 / 終わりに:やってみてわかること
1 / 人はなぜ自炊をするのか(そしてしなくなるのか)
1人暮らしを始めて直後のタイミングは、何かとお金に困る。
でもお腹は減るし、外食はすごく高い。しかし美味しいものは食べたい。
そんなときに取る方法は、自炊だ。
そもそも、外食が高い理由は簡単だ。
商品の値段に人件費や建物の賃料、広告費などが乗っかっているから。
これは、同じ値段で食材を購入できば、外食よりも自炊の方が量が多く、高品質な食材を使った料理を食べることができることを意味する。(多分・一部例外はあるかもしれないが)
ただ、自炊には以下のペインが存在する。
1-1 / レシピの意思決定および材料調達・管理の大変さ
- どのレシピをつくるのかを考え、必要な材料を調達すること。
- 逆に、あまった食材をうまく使い切るようにレシピを逆算すること。
- これらをうまくハンドルできない場合、食材を腐らせるなどのペインが発生する。
- ex1)同じものを飽きるまで食べ続けるが、結局食べ切ることができず、放置し、せっかく作った料理を腐らせる。
- ex2)たまたま忙しい日が続き、今日こそ料理するぞ詐欺を繰り返し、やはり食材を腐らせる。
- ex3)腐らせては捨てるを経験した後、罪悪感で自炊ができなくなってしまう。
1-2 / 調理する面倒臭さ
- 時間コスト。
- 僕の場合、料理を作ること自体は割と好きだけど、時間を捻出することが大変。
1-3 / 片付けする面倒臭さ
- 時間コスト。
- 特に洗い物など。(やり始めるとすぐに終わる不思議)
- 若干上記と重複するが、説明不要の格別の面倒くささのため、別立てした。
- 後回しによる腐海の発生により、その面倒くささは指数関数的に膨れ上がる。
2 / イシュー
上記のペインを回避しつつ、当初の目的である『安くてお腹いっぱい』を達成するレシピは、下記の要素を満たしているはずである。
2-1 / 特別な材料を必要としないこと
- 日常的に購入ができる(=近くのスーパーで用意に調達できる)こと。
- 各食材が安価であること。
- 推奨要件としては、『買い置きしやすい(保存がきく)食材であること』も含まれる。わざわざ買ってきた食べ物を腐らせることに定評のある私にとって、この要件は必須要件に近い。
2-2 / 調理の簡単さ
- 調理が簡単であるとは、『調理ステップ数が少ないこと』および『材料が少ないこと』と定義する。
- 調理が簡単であるレシピは、下記の特徴を持ちやすい傾向にある。
- 調理時間が短い(例外:ひたすら煮込む料理など。必ずしも短時間料理にならないが、そういった料理は作り置きできることも多く、1食分の時間コストが結果として低く抑えられるケースもある)
- レシピを覚えやすい。
- 作るまでに必要な意思コストが低い。
- この特徴は使用器具の少なさとも相関がある。すなわち、洗い物が少ないことを示唆する。
2-3 / 美味しいこと
当たり前だけど、割と忘れがちなこの要件。
手間暇かけてまずいものなんで、たくさん食べれないし、続かない。
欲を言えば、健康にいいことも大事。
2-4 / レシピ外のキーアクション
レシピの構成要件のみでは『片付け後回し』による『不快な腐海』を回避することはできない。
したがって、下記のアクションを推奨する。
使用後の食器・調理器具はすぐさまティッシュで汚れを拭き取ること。
- 人間の意思は弱い。多忙な生活の中で、調理器具の洗い物を後回しにしないことなどどうして出来ようか(いやできない。え、僕だけですかそうですかごめんなさい・・・。)
- したがって、後回しにしても腐海にならないようなアクションをすればよく、これが『ティッシュでの拭き取り』だ。
- もっと言えば、食器や保存容器はなるべく必要最低限にすれば、負債が積み重なる前に洗い物に強制的に着手せざるを得ないので、そちらも合わせて推奨する。
3 / ランキング1位料理『トマトパスタ』
結論から言えば、トマトパスタが現状のベストレシピだ。(他にあったら知りたい)
理由としては、上記の構成要件を満たすから。
3-1 / 特別な材料を必要としないこと
- 全体的に、材料がお手軽であり、保存が効く
- パスタ:業務スーパーだと1食80g30円程度(500gで大体200円程度)
- 業務スーパーだと、まとまって買うことになるので、パスタメジャーがあると便利。
- トマト缶:普通のスーパーでも1缶100円(業務スーパーだと70円のものもある)が、1食分飲目安としては1/4〜1/8程度なので、こちらも25円程度で済む。
- 玉ねぎ:1回に使うのは1/8あれば十分。こちらも20円程度だろうか。
- ベーコン:言わずと知れた保存食である。しかしこれに限っては美味しいものを使うのがおすすめ。
- ニンニク:計算するのが面倒になってきた。油漬けのものを使えば、いちいちカットする必要はなくなるのでおすすめ。
3-2 / 調理の簡単さ
- 調理時間が短い(慣れたら30分もしないうちに作れる)
- トマトパスタのレシピは、いろんなレシピを見比べたところ、実はそんなに幅広くはない。(そしてだからこそ一流のレシピは真似できない)
- 基本的な流れとしては下記のような感じ。
- ニンニクをオリーブオイルで熱する
- 玉ねぎ・ベーコン入れて炒める
- トマト缶を投入し熱する
- 各種調味料(砂糖・塩・コンソメ等)をいれて味を整える
- パスタを和えて完成。
- 冷ましながら保存することで、トマトソースの作り置きも可能になります
上記より面倒になるけど、とてもおすすめのレシピはこちら
# 鳥羽周作のシズるチャンネル
『【永久保存版】一つ星シェフが教えるこれ以上うまいのはもう無理かもしれない…"究極のトマトソースパスタ"の作り方
- 単純に鳥羽シェフのキャラクターが最高にいい。ところどころ料理に対する哲学やロジックを感じて、それも面白い。
3-3 / 美味しいこと
- トマトパスタは美味しい。
- そして、アレンジしやすい。
- チーズやタバスコ、ドライバジルを入れるのもいい。
- ベーコンの代わりに、海鮮(えびや牡蠣、タコなど)を使うのもいい
- 最近ベーコンの代わりに使って良かったのは、合鴨スモーク。(実家の正月のおせちによく出ることが多い。おつまみで見かけることも多いかな?)おすすめ。
- そもそも、グラタン的に使うのもいいし、パスタに使わないという方向性もあり、工夫の余地がすごくある。そういった意味でもおすすめ。
3-4 / その他:参考にしたレシピ
【14年連続ミシュラン一つ星】超一流シェフが教えるローマの定番トマトパスタ“アマトリチャーナ“の作り方 【ピアットスズキ・鈴木弥平】クラシル #シェフのレシピ帖
鈴木シェフのイケオジ感がいい。真剣すぎなくて、料理を楽しむ感じが動画を見ていて楽しい
小倉知巳のイタリアンプロ養成講座『ミシュラン1つ星イタリアン店の「スパゲティ・アラビアータ」【#イタリアンプロ養成講座 vol.1】』
小倉シェフの声が良すぎる。声優かよとおもっちゃうよね。この人も哲学を聞くのが楽しい。
Georgeジョージ /城二郎chの人『【食材2つ】超簡単なコツで作れるズバ抜けた美味さの『トマトソース』具材はいらない格上げのパスタレシピ』
当然のように旨い。動画のクオリティが高くて、本当に本業?と疑っちゃうレベル
3-5 / プロのレシピについて思うこと
プロは一手間を惜しまない:
・最初からカットトマトを使わずホールトマトを使った上で、ハサミで果肉を切る(その方がゴロっとした果肉が美味しい、らしい)
・フレッシュトマトからトマトソースを作り、ブレンダーした上で裏漉しする(圧倒的に滑らかになるみたい)
・新鮮な材料を使う(トマト缶ではなく、トマト。ニンニクも毎回きちんと切る。)
同じプロ・同じトマトパスタでも全然作り方が違う:
・フレッシュvsトマト缶
・果肉を残すvsブレンダー/裏漉し
*その料理で何を主役にさせたいかや、対象によっても細かくレシピがチューニングされている感じがすき。
4 / トマトパスタ弁当チャレンジ
料理の面白さは、やってみないとわからないことである。
先日、トマトパスタにハマった私は、弁当にもトマトパスタを採用する意思決定をした。
しかしこれがなかなかうまくいかなかった。
4-1 / 容器の選定
- 考えてみればわかることだが、トマトパスタは液体を含む料理である。
- 輪ゴムで留めたつもりの容器からトマトソースが漏れた。
- 弁当箱が悲惨な状態になったことを知ったのは、オフィスの中だった。
- 現在ではZiploc『スクリューロック』を愛用している。
- 重ね置きしやすく、大変おすすめ。
- 漏れないとは分かりつつ、あの日以来、僕は、必ずポリ袋にいれるようになった
4-2 / なぜまずい?
- 万全の状態で整えたはずのパスタ。しかし、致命的に不味い。
- よくよく味わっていると、スープはいつも通りなのだが、麺が不味い。
- 移動中にどんどん水分を吸ってしまい、麺がブヨブヨになってしまった。
- 水分を吸わないようにすればいいのでは?と考えた私は、トマトソースをできるだけ煮詰めて水分を飛ばすことにした。だがしかし、不味かった。
- 飛ばしたつもりでも、水分をゼロにすることができない:できない以上、麺が水分を吸う。そして不味くなる。
- どうしたらいいんだろう、とある日考えながら入ったコンビニで、僕は雷のような衝撃を喰らった。コンビニで売られているレンジで温めるタイプのラーメンは、『麺とスープを分けられているのだ』
- 次の日、早速麺とスープを分けて持って行った。完璧なパスタだった。
4-3 / 終わりに:やってみてわかること
料理の面白さのひとつはフィードバックが明確なことだと思う。
自分が美味しいと思うかどうか?これは食べればすぐにわかるから。
ある目的に沿って(今回で言えば、QCDを担保した完璧なトマトパスタを仕上げるには?)料理をチャレンジすると、思わぬトライアルアンドエラーがある。
試行錯誤を繰り返すのも結構面白いのでおすすめ。
最近は、ミートソースパスタが好き。このレシピがめちゃくちゃ美味かったのでおすすめ。
【パスタ世界一が教える】15分で感動の味に「絶品ミートソーススパゲッティ」
#yugetyube
さて、文章を書いたらなんだかお腹が空いてきた。
きょうはなにを作ろうかな。明日はなにを作ろうかな。